宣言解除後のゴルフ、新たな再開に向けた道筋 感染防止のための新しいゴルフ様式はなにか

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5月14日、一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(NGK)と公益社団法人日本パブリックゴルフ協会(PGS)が連名で、ゴルフ場事業者団体として『「新型コロナウイルス感染症」感染拡大防止ガイドライン』を作成して公開した。

ゴルフ場側、プレーヤー側、すべての人への感染拡大防止のために「守るべきこと」「やるべきこと」などが示されている。

簡単に紹介すると、ゴルフ場側は従業員の健康管理、館内やコース内の消毒、レストランや浴室、ロッカーの使用禁止など3密回避を徹底し、スループレー、9ホール短縮プレー、2人組でのプレーなど従来とは違ったプレースタイルの導入なども含めて実施を呼びかけている。プレーヤーへの協力要請として「手指の消毒」「会話の自粛」「ソーシャルディスタンスの確保」「マスクの着用」などを挙げている。

実際のゴルファーたちの声は?

筆者は大学時代の友人3人と還暦を前に数十年ぶりに交流を再開した際に、全員がゴルフをすることがわかり、一緒にラウンドするようになった。コロナ禍で次回4月の予定が、5月に繰り下がり、今は7月に送られている。在宅勤務で時間もできているので、LINEで情報交換をしてみた。私を含めて2人が東京、埼玉と神奈川県が1人ずつ。まだ「緊急事態宣言下」にいる。

筆者A:緊急事態宣言後はゴルフに行っていないけれど、どうしていた?

同級生B:近くの都内のゴルフ場に通っていた。

同級生C:宣言後、ゴルフ場は自粛して、屋外の練習場に行ってスクールにも入った。けれど、すぐ休校になった。GWは県内にゴルフをしに行ったよ。

同級生D:宣言中に予定されていた4回がキャンセル。ゴルフ場で感染防止策を行っていたから、やっている人は(買い物客で密集した)スーパーより安全ってことが分かるんだけど「不要不急の外出は控えるように」という指針が出されて、ゴルフやらない人の理解は得られず、後ろめたさを抱きながらプレーするくらいなら延期しようという流れが多かった。

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