自粛中に鍛える!レベル別「英語独学」の超秘訣 「4つのやり方」で楽しんで上達する

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中上級者の方なら、映画を使って「オーバーラッピング」をするのもいいでしょう。英語字幕が出せるものを使用する必要がありますが、こちらも全編を一度視聴して、好きなシーンを選ぶのがお勧めです。シーン選びの際は、日本語字幕で視聴してもOKです。ただし、音声は英語にしておきましょう。そしてもちろん、「オーバーラッピング」をするときには英語字幕に切り替えてください。

たいていの場合、映画のセリフはナチュラルスピードですので、「オーバーラッピング」するのはかなりのハイレベルなチャレンジになります。まずはセリフをひとつだけ選んで、完璧に「オーバーラッピング」できるまで、繰り返し練習するところからスタートするのがいいでしょう。慣れてきたら会話のかたまりで練習してもいいですし、好きな役になりきって、そちら側のセリフだけを練習するのもありですね。

実際の日常生活や仕事で使えそうなセリフを選んで練習したい方は、映画自体の設定が、現代の日常生活が舞台になっているものにしましょう。日本語に置き換えて考えてみればわかると思いますが、時代物の映画や、SFなど非日常の映画を選ぶと、ふだん使うには微妙なセリフがたくさん登場します。ウケ狙いで覚えたり、有名な決めセリフを覚えたりするのであればその限りではありませんが。

音のつながりや消えるところを意識して

「オーバーラッピング」をするときには、スピードだけでなく、発音もできるだけネイティブのまねをするのが大切です。Good morning. (おはよう)も、「グッド・モーニング」ではなく「グッモーニン」のようにdやgが消えたように聞こえたり、Come on! (来て)も「カム・オン」ではなく「カモン」とつながって聞こえたりするのは、皆さんご存じでしょう。こんなふうに音が変化するところが英語にはたくさんありますので、それを見つけるのが発音上達のコツです。

文字を見るとどうしても単語ごとの読み方に引っ張られてしまって、ネイティブは「グッモーニン」と言っているのに「グッド・モーニング」と読んでしまう人もいます。なかなかうまくネイティブの音が意識できない方は初めに、文字を見る前に耳だけを頼りに聞こえた音をまねしてみたり、カタカナで構わないので聞こえた音を聞こえたように書き出してみたりすると効果的です。この時点では意味不明でも気にせずに、音だけに集中してみましょう。

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