自粛中に鍛える!レベル別「英語独学」の超秘訣 「4つのやり方」で楽しんで上達する

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例えば「アララバラ」と聞こえたら、まねするように言いながら「アララバラ」とカタカナで書いてみましょう。その後でスクリプトを確認して、それがa lot of butterだと判明したら、どの部分が「アララ」でどの部分が「バラ」に聞こえたのか、など自分で研究してみるのがお勧めです。これを繰り返すと、発音の変化のルールが徐々にわかって、リスニングも発音も上達しますよ。

つべこべ言わずに歌ってしまう

最後のお勧めですが、歌が好きな方やお子さんと一緒に楽しみたい方などは、歌を使って「オーバーラッピング」をしてみるのがお勧めです。「オーバーラッピング」と言っても、ようは歌を流しながら一緒に歌ってしまうということなのですが……(笑)。

歌のよいところは、メロディーやリズムが決まっているので、英語の発音の変化をきちんとまねしないと、うまく歌えずに字余りになってしまったり、歌詞が足りなくなったりしてしまうところです。どうしても自分の思い込んでいるカタカナ発音から抜け出せないという方は、思い切って歌を使って練習してみると、メロディーがリードしてくれるので、先ほどの「アララバラ」のような音の変化部分に気付きやすくなる可能性があります。

英語で歌うのが初めての方には、すでにメロディーをよく知っている童謡がいいと思います。

It’s a Small World (小さな世界)
If You’re Happy and You Know it (幸せなら手をたたこう)
Mary Had a Little Lamb (メリーさんの羊)
Old MacDonald Had a Farm (ゆかいな牧場)

あたりは皆さんご存じだと思いますので、YouTubeなどで検索して練習してみてください。季節外れではありますが、クリスマスソングもお勧めです。お子さんと一緒に英語で覚えてみてはいかがですか。

Jingle Bells (ジングルベル)
Rudolph The Red Nosed Reindeer (赤鼻のトナカイ)
Santa Claus is Coming to Town (サンタが街にやってくる)
Joy to the World (諸人こぞりて)

童謡に抵抗がある方は、もちろん好きなアーティストの歌や有名なナンバーなどを使ってもいいでしょう。ただ、初めからあまり難しい歌にチャレンジすると挫折してしまうので、洋楽初心者であれば70年代~80年代くらいの曲で、あまりテンポが速くないものがいいでしょう。The Beatles(ビートルズ)やThe Carpenters(カーペンターズ)などは歌いやすいと思います。

「読書」と「オーバーラッピング」、「映画」と「歌」と4つの学習法をお勧めしましたが、共通するポイントは、できるだけ簡単なもの(または簡単にできること)にチャレンジすることと、自分が楽しめるものを使うことです。

英語というと「勉強」というイメージで、ついつい苦行のように取り組む傾向がありますが、今回は「英語に触れながら、巣ごもりを楽しく過ごす」つもりで、ぜひ遊び感覚でチャレンジしてみるのはいかがですか。

Stay home and have fun with English! (外出せずに家で英語を楽しんで!)

 
箱田 勝良 英会話イーオン 教務部 チーフトレーナー

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はこだ かつよし / Katsuyoshi Hakoda

1972年静岡県熱海市生まれ。1995年筑波大学国際関係学類卒業、株式会社イーオン入社。

講師として、これまでに約1万人を教える。スクールの講師を経た後、法人部教務コーディネーターとして、多くの企業の研修カリキュラム企画と講師を担当。楽天の社員の英語力研修も担当した。TOEIC(R)テスト990点満点、実用英語検定1級。

学生時代には1年間の留学以外には海外経験なしで、日本に住み暮らしながら英語力を飛躍的にアップさせた。その自身の経験を基に、現在は教務部のチーフトレーナーとして、イーオン全体の講師の研修やカリキュラム立案に関わる。

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