今回は、「仕事ができない」上司に関するお悩みをいただきました。
佐藤浩市を期待してもダメ
部下って、上司にものすごく厳しいんですよねぇ。思春期の父親への感情にも近いような。
自分がどうかは置いておいて、上司は、もともとは現場のエースで、感情が安定していて公平で、間違ったことをしなくて、部下のために上と闘ってくれる、車のCMで出てきた佐藤浩市みたいな人がいい!……と思っちゃうんですよね。
それに比べてうちの上司。なんてへなちょこなんだろうって。そこへの期待が大きいから、がっかり感が憎しみにも似た感情に変化してしまうのです。潜在的に部下は上司を尊敬していたい、そういうものなのです。
さて、この相談は、「人として許せない」のではなく、「仕事ができない」ということが主眼になっているので、それをベースに話を進めていきますね。
まずは、「できない上司にできる上司になっていただきたい!」という考え方を捨ててしまいましょう。腹を立てているエネルギーももったいない。できない上司の下にいるときが、部下にとっては最大のチャンスなのです。なんてラッキーなの!と思い直して、この機会を徹底的に生かしましょう。
そのできない上司のいすに、自分が代わりに座る「ところてん人事」だって狙えるかもしれないし、あなた自身もこれまで以上に成長できて、社内の評判もぐんと上げることができます。
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