「あいつもしかしてオネエ……」はセクハラ?

指針の改正でLGBTと職場の関係は変わるか?

「あいつもしかしてホモじゃねえ?」「え、きみこっちなの?(逆手にした手のひらを顔に近づけるおなじみのポーズ)」。こんな会話、みなさんの職場で聞いたことありませんか? まだまだ日常的にこのような性的マイノリティであるLGBTを揶揄するようなことは行われています。このような場面にいまだに出くわすことに、私自身ゲイとしてとても悲しく思っています。

こうした発言でLGBTが職場で自分らしく働くことができず、それがストレスになって休職したり、二重の人格を演じることで生産性が落ちたりといった問題が以前より指摘されてきました。近年、人権の観点と、企業の優秀な人材確保の観点の両方から、この問題が取り上げられることも多くなってきました。

そしていよいよ、国もこの問題に取り組み始めています。厚生労働省は昨年12月に、異性間だけでなく、同性間の言動も職場のセクハラに該当することを盛り込んだ男女雇用均等法の改正指針を公布しました。2014年7月に施行されます。

男女雇用機会均等法というと、女性の社会進出を支援するイメージがあります。事実、その一環としてセクハラの防止や事後措置を、事業主に義務づけています。セクハラというと、以前は男性から女性へのハラスメントのみが具体例として想定されてきました。ところが、厚労省によると、全国の労働局に寄せられる相談から、実は同性間のセクハラ被害を訴えるケースが増えており、今回指針に盛り込んだということです。

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