何かにつけ不確実性の高い現代。一生安泰の仕事も、未来永劫つぶれない企業も存在しない。自分の仕事に明日があるのか――それをつねに考えておかないといけない時代だ。 この連載では、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談を募集。外資系金融、コンサル、ライブドア、企業再生コンサルなどを渡り歩き、数多くの業界やスタートアップに精通する塩野誠・経営共創基盤(IGPI)パートナーに、実践的なアドバイスをしてもらう。
東大生からのよくある質問
先日、東京のど真ん中で梅にウグイス(学名:Horornis diphone)が遊んでいるのを見かけました、よくそれはメジロ(学名:Zosterops japonicus)ではないか?という疑問を呈される方がいますが、確かにウグイスだったかと思います。
筆者が幼少のときに家の庭に大きな梅の木があって、そこにもよくウグイスが来ており、初めは「ホケホケ」鳴いていたのが、そのうち「ホーホケキョ」と鳴くようになっていました。子供心にウグイスも練習してうまくなったのか、かわいいなと思っていましたが、鳴き声の変化はラーニングカーブの向上ではなく、「縄張り宣言」や「求愛」だと知ったのは、大人になってからでした。
そんなウグイスの「縄張り宣言」と「求愛」を知った中、今回は新卒でM&Aに強みを持つ某日系ブティックファームから内定をもらった東大3年生から、こうしたファームに入社した場合の将来についてのご質問です。
筆者は勤務先で新卒採用を担当し、面接も行っているので、このご質問はデジャヴ感があり、しかもいちばん面接をしている相手が東大生なので、ここにまとめさせていただき、これから同様の質問を受けた際には、このURLを送ろうと思います、助かります。という感じで若干、食傷ぎみなので、厳しい回答になるかもしれませんが、ご容赦いただければ幸いです。
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