エリート社員が実践する超効率的な「脳活用術」 忙しさと無縁な「アイビー・リー・メソッド」
年度末となる3月、いつも以上に忙しい日々を送っている人も多いでしょう。やってもやっても終わらない。忙しすぎて、いつもはしないようなミスをしてしまったり、しなくてはならないことをうっかり忘れてしまったり、なんて状態に陥っていませんか?
さくさくとミスなく仕事をこなす同僚や先輩を見て、「あの人は頭がよくていいな。それに比べて自分は……」と落ち込むこともあるかもしれません。しかし、頭のよさは、脳を賢く使えているかどうかであり、そのコツを知っているかどうかだと、4万人以上に脳の使い方を教えてきた小田全宏先生は言います。
そこで、小田先生に、著書『頭がいい人の脳の使い方』で紹介している脳を上手に活用する46個の方法の中から、忙しい仕事を乗り切るために優秀なビジネスパーソンが昔から活用してきた「アイビー・リー・メソッド」を紹介してもらいました。
「忙しい」は仕事の量ではなく、脳の状態!?
「忙しい」という状態がどのようなものであるか、明確に理解しているでしょうか。ほとんどの人が「やるべきことがたくさんある状態」だと考えていることでしょう。
実は「忙しい」という意識と「やるべきことの数」とは必ずしも相関していません。
正確に言うと、人は「何かをしているときに、別のやるべきことが脳に浮かんでくる状態」のときに「忙しい」と感じます。10個やるべきことがあっても、目の前のこと1つだけに意識を集中できていたら「忙しさ」に追われることはありません。
反対に、やるべきことが2つしかなかったとしても、1つのことを行っているときに、もう1つのやるべきことが脳の中でちらついていたら「忙しい状態」だと認識し、追われているように感じるのです。
では、どうしたら頭の中を1つのことだけにできるのか。
それは、すべきことを整理して、心おきなく目の前のことだけを考えられるようにすることです。
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