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「叱り続ける」という負のループに陥る理由
平山さんのような相談は、全国から後を絶ちません。たくさんの相談メールを連日いただきますが、その中でも、このような相談は非常に多いものです。
叱ること自体は悪くありませんが、叱り続けることによって問題が深刻化していきます。叱り続けている状態ということは、叱っている行為自体に効果がまったくないということを意味します。
効果がないのだから別の方法をやってみればいいのでしょうが、日々忙しい家庭では、それを考えるゆとりもなく、また同じパターンを繰り返すということになってしまうことが少なくありません。
叱り続けている親の側も、そのうち叱り続ける自分に嫌気がさして呆れかえってしまうか、イライラが日々募っていき、ささいな出来事で爆発するということもあり、これらの状態は健全ではありません。
「もし、こういうイライラがなくせたら、どんなに毎日が楽になるだろうか」と思いつつも、昨日とまた同じ今日を送ってしまうのではないでしょうか。
叱り続けても変わらないのに、叱るという謎、もはや叱ることがルーチンワークとなり、習慣化されてしまい、そのループから抜け出ることができなくなってしまっている家庭もあります。
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