「子どもの問題」は大人が勝手に作り出している 「小1プロブレム」は本当にプロブレムか

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親の何気ない言葉は、親の意思にかかわらず、子どもに大きな影響を与えます(写真:マハロ/PIXTA)
子どもが授業中に座っていられずに立ち歩いてしまったり、きちんと授業を受けられなかったり……。いわゆる「小1プロブレム」で悩む親も多いのでは。だが、こういった子どもの問題の多くは「大人が勝手につくっている」と指摘するのは、宿題、定期テストの廃止、固定担任制の撤廃など斬新な学校改革で注目を集めている麹町中学校校長の工藤 勇一氏だ。『麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること』を上梓した工藤氏に、子どもとの関わり方について聞いた。

子どもの心配を大人が先回りしていないか?

「発達が周りに比べて遅いような気がする」「ほかの子に比べて言うことを聞かない」「落ち着きがない」……。

子育てでは、実にさまざまな問題にぶつかります。子どもに対して「まったく心配がない」という親はほとんどいないのではないでしょうか。ですが、大人が先回りして心配することによって生み出される問題もあると私は思っています。

例えば、学校現場では、小学校に入ったばかりの子どもたちが、座っていられずに立ち歩いてしまったり、授業を受けられなかったりということが問題視されることがあります。

これは「小1プロブレム」などと表現されるので、子どもに問題があるかのように見えますが、実は、大人が「問題だ」と定義するから問題になるのです。

私の推測ですが、「小1プロブレム」という言葉は、小学1年生の指導に困っている学校を支援するために、文部科学省によってつくられた言葉のような気がします。

予算と人を学校につけるために、「小1プロブレム」という定義が必要だったのではないでしょうか。

しかし「小1プロブレム」が問題化されたことにより、その後多くの人が苦しむことになったように思います。

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