有能な上司ほど「部下に期待しない」理由 期待値が高いことは「百害あって一利なし」
期待値を下げるだけで、「言い方」がガラリと変わります。言い方が変わると伝わり方が180度変わります。
では、期待値を下げて悪いことは何かあるでしょうか?
期待値を下げたら仕事の質が下がるかといえば、そんなことはありません。期待値を下げたらよくない「気がする」だけです。
期待値が高いことは、「百害あって一利なし」なのです。
「期待値のコントロール」を上司は身に付けよう
期待値はとことん下げてください。
期待値のコントロールができるようになると、部下の育成は本当にうまくなります。
まずは、部下の仕事のいいところが見つかるまで、徹底的に「現在への期待値」を下げます。
「ダメな部下」でも「デキない部下」でも、上司が部下の小さな成長に気付き、褒め、叱責することなく改善に導けば、どんどん部下は成長し、仕事の質は上がっていきます。
期待値を下げることさえできれば、あなたはどんな部下にでも仕事を任せることができるようになるのです。
これこそがあなたが求めていることではないでしょうか。
私は、これまでたくさんのリーダーを見てきましたが、任せ下手のリーダーは「任せられる部下がいない」と言います。任せ上手のリーダーは、どんな部下でも任せています。
この違いは、たまたま部下が「デキる部下」だったからではありません。
任せ上手のリーダーは、自分の中にある「部下への期待値」のコントロールが上手なのです。
「任せられる部下がいない」のは、部下のせいではなく、あなたの「期待値コントロール技術」の問題であり、あなた次第で改善可能なテーマです。
「デキない部下」に対して、「任せられない」と諦めてはいけません。「どんな部下であっても任せる」と決意してください。
「部下への期待値」を自分の意のままにコントロールする。そのことで、あなたの任せる力は飛躍的に向上します。
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