
まもなく“第1号”を発表できる
――ここ数カ月で、孫正義会長のやりたいことがうっすらと見えてきました。
すごいねぇ。俺はまだわかんないけど……(笑)。
――まず、スターゲートについて伺います。ソフトバンクグループはOpenAIと「リードパートナー」を務めると同時に、「財務管理」も担うとされています。
うちとOpenAIによる、次世代に向けた大きなプロジェクトを進めるうえで、自然と役割が分かれた。
生成AIの世界では、間違いなくOpenAIがリーディングカンパニーだ。「Gemini」を擁するグーグルやアマゾンなども、生成AIサービスを始めているが、アクセス数ではChatGPTが圧倒的な差で他社を引き離している。
1カ月ほど前にDeepSeekが出てきたが、ChatGPTには相当な先行者メリットがあるはずだ。インターネットの勃興期、しばらく独走したヤフーと同じくらい大きな伸び方だ。
OpenAIには、新たなインフラであるデータセンターのコンピューティングパワーをどんどん使い、さらに生成AIを伸ばしてほしい。そのためにどういうデータセンターが必要か、といった知恵はOpenAIが出していく。われわれはファイナンスの経験が豊富なため、資金調達のリードを取り、このプロジェクトを成功させたい。
――そもそもスターゲートの会社自体、まだ設立されていません。いつ頃に設立する予定ですか。
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