見えてきた孫正義の大戦略・・・ソフトバンクGが狙う「AIインフラ王」の座 半導体・データセンター・電力、そしてロボット。異次元投資は吉か凶か?

4月4日(金)見えてきた孫正義の大戦略、ソフトバンクGが狙う「AIインフラ王」の座
4月4日(金)【独占】ソフトバンクGの金庫番が明かす”75兆円AI投資”の金策
Coming soon! 計画は1年以上前から、後藤CFOが解説する孫氏のAI戦略(仮)
Coming soon! スターゲートは意外に堅実?財務健全性の焦点は”それ以外”(仮)
Coming soon! OpenAI急接近の深謀遠慮(仮)
Coming soon! 孫氏の新たなる関心領域「電力」の期待と不安(仮)
孫正義率いる巨艦、ソフトバンクグループの勢いが止まらない。
4月1日、同社は生成AIサービス「ChatGPT」を開発したアメリカのOpenAIに、外部の投資家と最大で400億ドル(約5兆9800億円)を追加出資すると発表した。2025年12月にかけて段階的に出資を進め、ソフトバンクグループの実質的な追加出資額は最大で300億ドルを見込む。
ソフトバンクグループは数年前、OpenAIのスポンサー選びでマイクロソフトと天秤にかけられ、最終的に1兆円の投資機会を逃した経緯を持つ。それでも孫会長によるサム・アルトマンCEO(最高経営責任者)との粘り強い対話が実り、2024年9月以降、傘下のベンチャーキャピタルであるソフトバンク・ビジョン・ファンドから累計22億ドル(約3000億円)の出資を実現。国内外での合弁会社設立に動くなど、急速に関係性を深めていた。
「生成AIの世界では、間違いなくOpenAIがリーディングカンパニー。ChatGPTにはそうとうな先行者メリットがあるはず。インターネットの勃興期、しばらく独走したヤフーと同じくらい大きな伸び方だ」。孫会長の側近として知られるソフトバンクグループの後藤芳光CFO(最高財務責任者)は、そう期待を口にする。
年明けから“兆円規模”の投資が続々
2週間足らず前の3月20日には、アメリカの半導体設計会社、アンペア・コンピューティング・ホールディングスを買収すると発表した。取得価額は65億ドル(約9700億円)にのぼる。
アンペアは、次世代のクラウドコンピューティングや推論のAIワークロード向けに、高性能かつエネルギー効率に優れたプロセッサを設計している。ソフトバンクグループが傘下に抱えるイギリスの半導体設計会社、アーム・ホールディングスとのシナジーを狙う。
1月には、孫会長がドナルド・トランプ大統領と会見に臨み、今後4年間でアメリカ国内のデータセンターをはじめとするAIインフラに5000億ドル(約75兆円)を投資する計画もぶち上げたばかり。ビジョン・ファンドの低迷により財務面で守勢を余儀なくされ、生成AI革命の序盤は存在感の薄かったソフトバンクグループだが、今年に入って一気にアクセルを踏む。
孫会長が描くAI戦略の全貌はいったいどんなものなのか。その具体的な中身、実現への道筋を解き明かしていこう。
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