大学生で起業なんて「絶対やめたほうがいい」

親と社会の期待を「サードドア」で超える

左から佐俣氏、バナヤン氏、上杉氏。各氏が各々の「サードドア」を語った(撮影:今井康一)
発売たちまち12万部突破のベストセラーとなったアレックス・バナヤン著『サードドア:精神的資産のふやし方』。
著者のバナヤン氏は、19歳のとき、史上最年少ベンチャーキャピタリストとなり、話題となる。独立系VCとして活躍する佐俣アンリ氏、21歳の大学生ながらVCの道を歩みはじめた上杉修平氏が、『サードドア』を読み、それぞれの体験談をぶつけあった。

VCという仕事にはこうして出会った

佐俣アンリ(以下、佐俣):『サードドア』は僕にとって、ベンチャーキャピタリスト(VC)としての思いや経験を見事に代弁してくれた本ですね。僕もアレックスと同じようにたくさんの失敗をしてきたし、一方で確かに「サードドア」を開けたから今ここにいる。「ああ、自分もこうだった」「確かにそうやっていた」と思い出しながら読みました。

話題のベストセラー『サードドア:精神的資産のふやし方』の特設サイトはこちら(画像をクリックするとジャンプします)

僕は自分でベンチャーキャピタルを作って8年、今は200億円くらいのお金を預かって運用しています。でも独立した当初は、1年の経験しか積んでいなかった。それなのにここまで来られたのは、おそらく6回くらいサードドアを開けてきたから。

上杉修平(以下、上杉):僕は高校2年生のときに知り合いに誘われて、VCが集まるイベントに参加したんです。そこに佐俣さんもいて、VCの人たちってカッコイイと思った。それがきっかけでVCになりたいと思いました。今は大学生活を送りながら自分のファンドを設立して運用を始めています。

『サードドア』は、自分の哲学を持ってサードドアを開けている各界の著名人たちへのインタビューの本ですよね。その旅の中でアレックスが何を見て、何を感じ取っていくかが面白い。実際に会いに行けるロールモデルの存在は大事だと思うし、自分もそうなりたいと僕も思っています。それから、親の価値観や世間体に縛られずに活躍する起業家のロールモデルを増やしていきたいとも思っているんです。

この本で書かれている壮大なプロジェクトを企画したとき、アレックスは大学生。ちょうど今の僕と同じ年代ですよね。だからその思いに非常に共感したし、この本は若い世代のバイブルになるって感じて、弟にも読ませたくて買ってあげました。

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