サントリー文化財団の取り組み
船橋洋一(以下、船橋):ご著書を拝読し、大変勉強になりました。これまでも、アメリカのシンクタンクについての書籍はかなり読んでいましたが、これほど深く研究されたものは初めてでした。私の著書でも随分、参考にさせていただきました。ありがとうございました。
宮田智之(以下、宮田):こちらこそ、ご参考にしていただいて、大変ありがたく感謝しています。
船橋:ご著書は、確か、私も選考委員をしているサントリー学芸賞(サントリー文化財団)関連の集いのときに、山崎正和さんから「面白い本が出ましたよ」と聞いて、拝読しました。
宮田:そうですか。私は、かつてサントリー文化財団に「鳥井フェローシップ」の研究助成をいただいていたことがあり、その関係で拙著も財団に献本させていただきました。
船橋:鳥井フェローシップとは、どんな制度ですか。
宮田:人文学と社会科学の分野の若手研究者の研究を1年間助成する制度です。
船橋:すばらしい制度ですね。サントリーのどこかに所属するとか、縛りがあるのですか。
宮田:そのような縛りはなく、所属する大学院や研究機関に在籍したまま助成を受けられます。鳥井フェローシップのほかにも、若手研究者の育成を目的としたプログラムがあります。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら