就活の基本はまず自己分析、続いて業種研究と企業研究だ。この企業研究で学生が最もよく利用するのが企業の採用ホームページだ。
リクナビ、マイナビなどの就職ナビは、フォーマットに則って作られており、企業の個性はよく見えない。企業の誇りや自信が表れるのは、自らが企画工夫して作る自社の採用ホームページだ。そんな採用ホームページを学生たちはどのように評価しているのだろうか?
HR総研は、「楽天みん就」と共同で、2020年卒就活生を対象に1人1社だけ「最も印象のよい採用ホームページ」を選んでもらった(有効回答数:1890人)。その結果を上位20社まで紹介しよう。
1位、2位はエアライン
上位20社の顔ぶれだが、就職人気ランキングの顔ぶれと大差はない。1位と2位は全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)というエアラインの2社だ。この数年で圧倒的に高い人気を誇っており、今回の調査では総合ポイントが40ポイント以上なのはこの2社だけである。
ただ文理の差を見ると違いがあり、ANAは理系からの支持が多いのに対し、JALは比較的少ない。
続く3位東京海上日動火災保険は総合38ポイント、文系36ポイントとなっている。
4位にカゴメ、7位に味の素と食品系2社が入っているが、人気業種の定番だ。この種の人気調査では文理の差がかなり大きいのが普通だが、カゴメ(文系19ポイント、理系18ポイント)と味の素(文系16ポイント、理系17ポイント)はほぼ同じスコアになっており、幅広い層から支持を受けていることがわかる。
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