保留にすると、相手には「ただいま保留中です。しばらくお待ちください」というメッセージとともに、バッハの「メヌエット ト長調」が流れ、その旨が伝わる。消音でもこちら側の音は聞こえなくなるが、何も音が流れないと、電波が悪いと勘違いされてしまうおそれもある。相手を待たせなければならないときは、保留を活用するといいだろう。
保留を終了したいときは、同じボタンをタップするだけでOKだ。ちなみに、保留音は残念ながら変更できない。また、着信と同時に保留にすることもできない。あくまで通話中に保留にしたい場面で使う機能として活用したい。
3.「メッセージでの返信」は編集もできる
電車での移動中などに電話がかかってきたとき、いきなり「拒否」ボタンを押してしまうと、相手に理由が伝わらない。電波の状況が悪かったのかと思った相手が再度電話をかけてしまい、何度も拒否ボタンをタップしたという経験がある人もいるだろう。このようなときには、メッセージで返信する機能が便利だ。着信中に、「メッセージを送信」をタップすると、3つの定型文と「カスタム」を選択することができる。
定型文は、「現在電話に出られません」「向かっています」「あとでかけ直します」の3つだ。電話に出られないことが簡潔に述べられている反面、短すぎて状況が伝わらないのはネック。一方でカスタムを選ぶと、メッセージを作成しなければならず、急いで電話を切りたいときには使いづらい。実はこの定型文は、設定で編集することができる。
シチュエーションをより明確にしておけば、相手に自分の状況を伝えやすくなるため、標準のままで使わず、少し長めの文章に変更しておくといいだろう。
例えば、「現在電話に出られません」を「電車で移動中のため、電話に出られません。後ほど折り返します」に変更しておけば、自分が移動中で、一時的に電話に出られないことが相手にわかりやすくなる。会議で電話に出られないことが多い場合は、「会議中なので、終了後に折り返します」としておけばいいだろう
「あとでかけ直します」も、「今、手が離せないので、終わったら折り返します」などとしておけば、より丁寧な印象になる。目上の相手にメッセージで返信するときには、こちらのほうがいいだろう。逆に、セールスの電話などであまり自分から電話したくない電話を受けたようなときは、「後ほどおかけ直しください」などとしておけば、折り返す必要もなくなる。用途に応じて、編集しておくようにしたい。
定型文は、「設定」の中にある「電話」から「テキストメッセージで返信」で編集できる。標準の3つが薄い文字で表示されるため、その上から定型文にしたい文章を入力するだけだ。元に戻したいときは、入力した文章をすべて消去すればよい。電話に出られないことが多い人は、積極的に活用したい機能だ。
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