普段の電話番号を使いつつ、料金を抑えたい――そんな相反するニーズを満たすのが、「中継電話」と呼ばれるサービスだ。中継電話とは、電話を接続するための経路を変えて実現するサービス。具体的には、電話番号の頭にプレフィックスと呼ばれる6ケタの番号をつけることで大手通信事業者の設備を迂回できる仕組みで、さまざまな事業者がサービスを提供しているが、料金はおおむね、大手通信事業者より割安だ。
中継電話は、格安スマホ事業者が割安な通話料を実現するためのサービスとしてユーザーに提供しているが、中には大手通信事業者と契約したまま利用できるものもある。
楽天モバイルのサービスである「楽天でんわ」も、その1つだ。同サービスの通話料は、30秒10円と大手通信事業者の半額。あらかじめサービスを申し込んでおき、電話番号の頭に、「0037-68」をつけて発信するだけで、この料金が適用される。電話をかけた相手には、普段使っているのと同じ電話番号が通知される。
毎回電話するたびに「0037-68」をつけるのは面倒という場合は、アプリを活用するといい。楽天でんわアプリで発信すると、自動的に電話帳の電話番号の頭に、「0037-68」が付与され、楽天でんわの料金で通話できる。国内電話だけでなく、国際電話も一律で1分20円と、非常に安い。電話の利用量に波のある人には、お得なサービスといえるだろう。
2. 消音ボタンの長押しで、通話を保留にできる
通話中に出てきた話題でわからないことがあったとき、近くにいる家族や同僚にその場で確認してから答えるというシーンはよくあるはずだ。
例えば、家族で行くスポーツ大会のチケット予約を電話でする場合、登録しなければならない個人情報をその場で聞き、オペレーターの質問に答えるといったケースがそれだ。相手に会話が筒抜けになってしまうのはできれば避けたい。
このようなときに活用するのが「保留」と呼ばれる機能だが、通話中に表示されるボタンの中には、保留が見当たらない。ただ、iPhoneが保留機能に対応していないというわけではない。実は通話中に、あるボタンを長押しすると、保留を呼び出すことができる。
通話中に、本体から顔を離すと、画面上に6つのボタンが表示される。左上にある「消音」ボタンをタップすると、マイクが音声を拾わなくなるが、このボタン4~5秒程度長押しすると、消音が保留になる。
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