「宝くじで稼ぐ」のがパチンコよりも困難な理由 競馬やオートレースの「還元率」を一挙掲載

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パチンコで生計を立てる、いわゆるパチプロと呼ばれる人たちもいますが、これも厳密にはギャンブルとはいえない面があります。最近は規制が厳しく、パチンコ店(ホールと呼ばれる)が、玉の出方を露骨に調整するケースは減っていると言われていますが、かつてはかなり恣意的に出玉が調整されていました。

パチプロの人たちは、ホールの経営戦略を先回りして、玉が出やすい台をうまく探し出すことで、継続的に利益を上げていました。これはホールと客の間で行われる一種の駆け引きですから、純粋なギャンブルとは少し性質が異なります。

また、ベテランのパチプロであっても、負けるときは負けますから、手元にかなりの運転資金がないと継続して打ち続けることができません。それなりの資金量と経験、時間が必要ですから、これは限りなくビジネスに近いものと思ってよいでしょう。

ギャンブルと投資の境界線

一方でギャンブルとは異なるものの、投機的な投資はよくギャンブルに例えられます。ある投資がギャンブル的なのかどうかは、先ほどのギャンブルの定義に当てはめて考えればよいということになるでしょう。

例えば株式投資の場合、売買には手数料がかかりますが、これはごくわずかな金額ですので、全体の収支にはほとんど影響しません。したがって株式投資は、胴元が大きな利益を得ているギャンブルの定義には当てはまりません。

これに加えて株式投資の場合には、経済が成長して、株式を発行している会社の多くが増益となり、すべての株が上昇するということが十分にありえます。参加者全員が利益を得ることが、理屈上は可能ですから、誰かの利益を誰かが奪うという図式になるとは限りません。

しかしながら、すべての投資がギャンブルとは違うと言い切ることもできません。投資期間を短くすればするほど、誰かの富を誰かから奪うという図式が鮮明になります。

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