人生観すら変わる「アフリカ海外研修」のリアル

日本と大きく異なる環境だからこそ行く価値

アフリカ・ルワンダの景色(写真:タイガーモブ提供)

わが子が海外研修先の候補としてアフリカに行きたいと言ったとき、読者の皆さんはどう反応するでしょうか?

真っ先に思い浮かべるのは、「事件に巻き込まれないだろうか?」といった治安に関わるネガティブなイメージでしょう。筆者もその1人でした。その理由は、メディアで目にするアフリカが、飢餓や貧困に苦しむシーンや、内戦での悲惨な光景ばかり。情報が少ないがゆえ、「アフリカ=怖いところ」という観念が頭に焼き付いてしまっているようです。

前回の「ベトナム武者修行する日本学生が増える理由」(2019年1月12日配信)の記事では、ホイアンで大学生がビジネスの実践経験を積みながら成長する様子をご紹介しました。今回はアフリカ海外研修の事例を紹介します。

現在、アフリカへの注目が集まっているのをご存じでしょうか。

その理由として、アフリカは今後数十年で世界でもっとも人口が増加する地域と言われており、世界最後のフロンティアとして各国が投資先としても注目しているからです。また、欧米やアジアに比べて、日本人とは考え方も文化も大きく違うため、異文化を学べる場所としても魅力ある環境です。

今のうちにアフリカを知っておくことは、キャリア形成という視点からもアドバンテージになるでしょう。

今回はアフリカでの海外研修の実情を、海外インターンシップ・国際ボランティアの2つの切り口から取り上げます。

ルワンダで学生が起業家精神とビジネスを学ぶ

東アフリカに位置する内陸国のルワンダと聞けば、1994年に起こったジェノサイド(大虐殺)を思い出す人も多いでしょう。約100日間で100万人前後の人々が虐殺されるという同じ国民同士の悲惨な争いを描いた『ホテル・ルワンダ』(2006年日本公開作)という映画もつくられました。

ルワンダの夜景の様子(写真:タイガーモブ提供)

それから20年以上が経ち、この国は大きな変貌を遂げました。その経済成長は「アフリカの奇跡」とも呼ばれ、首都キガリは今やアフリカ先進都市と言われるまでになっているのです。

ルワンダをはじめ、アフリカでも8カ国(世界では35カ国)で海外インターンシップ事業を展開するタイガーモブ(本社:東京都渋谷区、代表取締役・菊地恵理子氏)の古田佳苗氏に話を聞きました。

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