人生観すら変わる「アフリカ海外研修」のリアル

日本と大きく異なる環境だからこそ行く価値

2017年9月のSTARTUP AFRICA第1期メンバーの参加者たち(写真:タイガーモブ提供)

同社では、“STARTUP AFRICA”という2週間でルワンダを視察し、新サービスの課題解決などに取り組むビジネス視察兼海外インターンシップを展開しています。

今年3月のスタート分で4期目ということですが、「人とは違った経験がしたい」「人口増加・経済成長のアフリカを体験したい」といった動機を持った挑戦心のある大学生や社会人が毎回多く参加していると古田氏は話します。

短期集中型のプログラムでは、まずアフリカやルワンダの社会・文化・経済についての理解を深めた後、パートナー企業との課題解決ミッションに取りかかります。

アフリカでのインターンシップ先は、日本人の経営者と現地のパートナーが協力してビジネスを盛り上げている会社が多く、ハードルの高い問題解決にチャレンジできるのが魅力です。

アフリカでの新規ビジネスの醍醐味

例えば、食料品を主力商品としたオンライン販売の会社では、在庫管理をしている冷蔵庫の温度が高いために食品の腐敗によるロスが出ていることが問題でした。現地調査に行った結果、現地の経営陣も気づいていなかった建物の防熱材が機能しておらず防熱材の修理を提案・改善するなど、現場で直面する問題について解決策を仲間と議論しながら新興国での新規ビジネスの醍醐味を体感します。

参加者した学生は現場体験を通じてそれぞれ得るものがあるようです。

「男性女性、国籍問わず、アフリカ・ルワンダで生きていく力強さ、心のエネルギーを感じました。同時に、アフリカで生きていくのは、そう簡単なことではないことも先輩方から学びました」(東京大学大学院、女性)

「ルワンダでは本当に多くの起業家、起業家予備軍の方にお会いしました。そこで感じたのは皆さんの野心の強さでした」(学習院女子大学、女性)

「KOBE STARTUP AFRICA」の参加者たち(写真:タイガーモブ提供)

ルワンダでの研修は、グローバル人材育成の面からも注目されており、この動きは地方自治体にも広がっています。

兵庫県神戸市は、同市が主催する「起業家育成のための若手IT人材ルワンダ派遣プログラム」の一環としてタイガーモブ社と連携、2019年2月に「KOBE STARTUP AFRICA」が実施されました。

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