留学先で「性被害」?危機を招いた意外な原因 窃盗、脅迫、高額請求…本当にあった怖い話
アメリカのフロリダでの銃撃事件、フランス・パリでの同時多発テロ。メディアは連日、海外での物騒な事件について報じています。
「治安は大丈夫だろうか」「事件に遭遇したらどうしよう」……。これから海外に出ようという方やそのご家族は、不安が先立つことも多いことでしょう。逆に「自分が行くのは安全な国だから」と、過信してしまうのも、思わぬ事件に巻き込まれるきっかけとなります。
そこで今回は、過去の事例をもとに、海外で遭遇しうる危機に対する回避の方法についてお伝えします。
あなたのiPhoneが狙われている!
■ケース1:フィリピン・セブ島にて Aさん(大学生・女性)
大学3年の夏休み、Aさんは友人と2人で申し込んだセブ島留学を楽しんでいました。あっという間に最初の1週間が過ぎ、現地での生活に慣れ始めた頃、口コミサイト「Trip Advisor」で評価の高かった地元のレストランに夕食を食べに行くことにしました。
地図を見ると徒歩圏内だったため、タクシー代を節約して滞在先のホテルから歩いて行くことに。学校のオリエンテーションでは「夜は危ないので気をつけなさい」と言われていたためなんとなく不安でしたが、まだ周りも明るいからと気を取り直し、10分ほど歩いてレストランに到着。名物のバーベキューは評判通りの味で、すっかりいい気分になりました。
滞在先の門限は22時なので「そろそろ帰ろうか」と、また徒歩で帰路につこうとした時、レストランを出たところで、「コンバンハ」と現地の男性から声をかけられました。明るい感じで「日本人デスカ?」と聞かれたので、無視するのもどうか悪いと思い、「急いでいるので」と返しますが、しつこく付いてきて、離れません。
「タクシー!」。ちょうど通りがかったところで、逃げるように乗り込み難を逃れました。「危なかったね〜」。友人がそう言った時、日本で買ったばかりのiphoneがなくなっていることに気づきました。
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