「中途採用が多いのに平均勤続年数長い」117社 中途採用比率5割超、平均勤続10年以上が対象

✎ 1〜 ✎ 508 ✎ 509 ✎ 510 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
中途採用比率が高く、平均勤続年数が長い会社の1位は髙島屋 (撮影:今井康一)

中途採用を積極的に行い、かつ働きやすい会社はどこか――。

1月30日の配信記事「新卒でないと入りにくいが、勤続年長い143社」では、新卒の採用比率が高く、平均勤続の高い会社を紹介した。では、中途が多い会社の場合はどうなのか。

『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』2019年版(東洋経済新報社)。画像をクリックすると東洋経済オンラインストアにジャンプします

そもそも中途採用が多い会社は「人の入れ替わりも激しく定着率も低いのでは」という見方をされやすい。しかし、その常識を覆す会社は少なくない。そこで、今回は中途採用を積極的に行っていて、かつ平均勤続年数が長い会社を抽出し、ランキング形式でまとめた。

『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』2019年版掲載データを使い2017年度の中途採用者数と2018年4月新卒採用者数(一部、通年採用や第2新卒等を含む)の合計に対して中途採用者数が占める割合を、年間の「中途採用比率」として算出。この比率が50%を超える会社を対象に平均勤続年数が10年以上の117社をピックアップした。ランキングは平均勤続年数の順になっている。

1位髙島屋は中途採用比率51.9%で平均勤続23.3年

ランキング1位は平均勤続年数23.3年の髙島屋。2017年度の中途採用は83人、2018年4月入社の新卒採用77人で中途採用比率は51.9%だ。男女別の平均勤続年数は男性21.9年に対して女性24.4年となっており、「『女性が長く働ける』トップランキング」(データは2018年度版のもの)でもトップになっている。

2017年度の有給休暇取得率は71.7%。子や孫の学校行事への参加を促す「スクールイベント休暇」、単身赴任中の社員が自宅に帰省する際に使える「おかえりなさい休暇」など、休暇制度は幅広い。女性活躍度も以前から高かったが、女性管理職比率30.4%、女性部長比率15.1%と、以前から高いレベルの女性活躍はさらに近年加速がついている。

次ページ2位は特殊鋼で世界トップ級企業
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事