社会人が「次に行きたい会社」はどこか――。
就活生の多くは社会で働いた経験がないために、志望企業の選び方でも、人気企業や自分の知っている企業ばかりになりがちだ。しかし、社会人になると、各社の企業規模や業界内の地位、社風などがわかるようになり、「あの会社に入っておけば」「今ならあの会社に転職できるだろう」と考える人も出てくる。
ではそんな彼らが「転職したい」と思っている会社はどこか? 6月4日にパーソルキャリアが運営する転職サービス「DODA」が「転職人気企業ランキング2018」を発表した。このランキングを紹介するとともに、新卒の就活生の人気ランキングとの違いを見ていきたい。きっと大学生ではわからない”気づき”が見つかるはずだ。
調査は22~59歳までの正社員約6000人が2月に回答した結果で、転職を希望する企業を自由形式で1位から3位まで記入。投票は持ち点10ポイントから、企業の志望度合いについて、自由にポイントを振り分ける方式だ。そのうち上位300社を紹介していく。参考までに前回(2017年)の順位も掲載。「-」は前回300位に届かなかったことを表す。また30位まではポイントも記載している。
1位トヨタ自動車、2位グーグル
1位は昨年に引き続き、トヨタ自動車が入った。直近の連結売上高は29.3兆円、純利益だけで2.4兆円にも達する、日本一の規模を誇る企業。選定理由にも「世界のトヨタだから」「日本を代表する企業」といった声が上がる。社会人として仕事をしていく中で、トヨタの存在の大きさを再認識し、「転職したい」と思う会社の筆頭に上がってくるのだろう。
2位はグーグル。説明するまでもないが、検索エンジンをはじめ、ITサービスを展開するグローバル企業である。選定理由には、「最先端」のほか「自由」や「楽しい」といったワードが多く見られ、ビジネスモデルに加えて、社風にあこがれる社会人が多いようだ。
ポイントではこの両社が4000ポイントを超え、一歩抜き出た状態となっている。
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