無限に働く生活をやめるための「5つの視点」 「自ら考えて動ける人」になるための方法
貧しくなるのが嫌なら、知的生産性を高めるしかない
日本は、「世界一高齢化が進んでおり、何もしなくてもお金が出ていく」という状況に置かれています。現在の総人口における高齢化率は28.1%(総務省統計局資料、2018年9月時点)。1年経てば、日本は1歳年をとるので、介護、医療、年金などにかかる費用は、予算ベースで考えても、新たに年間5000億円以上増えていきます。新たに出ていく分を取り戻さなければ、日本は貧しくなるだけです。
貧しくなるのが嫌であれば、経済成長をするしかありません。そして、経済成長をするためには、一人ひとりが“知的生産性”を高めることが大切です。
僕は、知的生産性を「自分の頭で考えて、成長すること」と定義しています。自分の頭で考えて成長できる人、つまり知的生産性の高い人は、ビジネスに進化をもたらします。他人と同じことや、昨日までの自分と同じことだけを考えていたら、今までと変わらないままです。何事も社会常識を疑い、すべての物事を根底から考え抜き、自分の言葉で人とは違うアイデアを紡ぎ出さないかぎり、未来は開けません。一般企業でも、大学でも、これから求められるのは「知的生産性が高い人=自分で考えて、かつ動ける人」だと僕は考えています。
といっても、ただやみくもに目の前の仕事をしているだけでは知的生産性は高まりません。そこで、僕自身が知的生産性を高めるうえで意識している、5つの考え方について紹介します。
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