無限に働く生活をやめるための「5つの視点」

「自ら考えて動ける人」になるための方法

長時間労働から解放され、短時間で成果を上げるための解決策5つを紹介します(写真:YUJI/PIXTA)
「今日も仕事が終わらない……」
働き方改革が叫ばれ、残業規制のプレッシャーがかかる一方で、変わらない仕事量に疲弊しているビジネスパーソンは少なくないはず。いったい、どうしたら長時間労働から解放されて、短時間で成果を上げられるのでしょうか。
ライフネット生命の創業者であり、現在は立命館アジア太平洋大学(APU)の学長を務める出口治明さんは、この問いに対して「これからの時代は、自分の頭で考えて成長すること、つまり“知的生産性を高めること”が大切」だと言います。『知的生産術』を著した出口氏に、なぜ今それが必要なのかについて語っていただきます。

貧しくなるのが嫌なら、知的生産性を高めるしかない

日本は、「世界一高齢化が進んでおり、何もしなくてもお金が出ていく」という状況に置かれています。現在の総人口における高齢化率は28.1%(総務省統計局資料、2018年9月時点)。1年経てば、日本は1歳年をとるので、介護、医療、年金などにかかる費用は、予算ベースで考えても、新たに年間5000億円以上増えていきます。新たに出ていく分を取り戻さなければ、日本は貧しくなるだけです。

貧しくなるのが嫌であれば、経済成長をするしかありません。そして、経済成長をするためには、一人ひとりが“知的生産性”を高めることが大切です。

僕は、知的生産性を「自分の頭で考えて、成長すること」と定義しています。自分の頭で考えて成長できる人、つまり知的生産性の高い人は、ビジネスに進化をもたらします。他人と同じことや、昨日までの自分と同じことだけを考えていたら、今までと変わらないままです。何事も社会常識を疑い、すべての物事を根底から考え抜き、自分の言葉で人とは違うアイデアを紡ぎ出さないかぎり、未来は開けません。一般企業でも、大学でも、これから求められるのは「知的生産性が高い人=自分で考えて、かつ動ける人」だと僕は考えています。

といっても、ただやみくもに目の前の仕事をしているだけでは知的生産性は高まりません。そこで、僕自身が知的生産性を高めるうえで意識している、5つの考え方について紹介します。

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子どもをめぐる悲惨な事件が後を絶たない。親からの虐待、保育園事故、不慮の事故……。子どもの命の危険とその解消策を検証した。長時間労働が深刻な児童相談所の実態、低賃金・高賃金の保育園など保育士の処遇に関する独自調査も。