バレンタイン「手作りチョコ」が復権した理由

友チョコを大量に配り始めた子どもたち

お菓子・パン作り通販サイトでは、簡単さを売りにした商品が売れている(写真:cotta提供)

今日はバレンタインデー。大量の義理チョコがオフィスや学校で飛び交ったのは、30年も前のバブル期だが、今、子どもたちの間で大流行しているのは、友達同士で交換する「友チョコ」である。大人のバレンタインでは、高級チョコに注目が集まるが、小中学生のブームは、手作りに重心が置かれている。

レシピサイトのクックパッドの検索トレンドに、何か変化はあるのだろうか。問い合わせたところ、「バレンタイン」というキーワードと組み合わせる単語のトップはずっと『簡単』だが、2位に変化がみられるという。「2009~2014年は『チョコレート』や『クッキー』『本命』というキーワードでしたが、2015年からは『大量』。友チョコなどで、多くのスイーツを作る傾向が見られます」と回答があった。

「簡単」を売りにした商品がバカ売れ

同社が2018年1月に3554人の女性ユーザーに対して行ったバレンタインに関するアンケートでも、女の子がいる母親の悩みの上位に「いくつ作るか、誰にあげるか悩む」「用意する数が多すぎる、年々増加する」と回答した人がそれぞれ2割を超える。友チョコの始まりは2000年代。すっかり定着したうえで、今は新しい段階として大量ニーズがあるらしい。

こうしたニーズを受けて、成長しているサイトがある。日本最大級のお菓子・パン作りの通販サイトcotta(コッタ)である。同サイトを運営するTUKURUの取締役、佐藤綾希子氏に聞くと、「バレンタイン関連商品の伸び率は毎年20~30%と高い成長率を誇るが、特に今年は伸びが高く、30%以上行くと思います」。

同社の調査によると、作る数で多いのは、5~9個が25%、10~14個が17%、30個以上が13%と大量の人が多数を占めている。手作りチョコの数の多さは当然、製菓材料需要の拡大に結び付いている。

2006年に始まった同サイトは、もともと菓子作りの上級者を対象にしたサイトだったが、近年すさまじい勢いで初心者向けの商品が売れるように。今年のバレンタインは特に、簡単さを売りにした商品が驚くほど売れた。

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