人前で緊張する人は自分の「期待値」が高すぎる

ハードルを下げ、安全ネットを張るのがコツ

人前で緊張してしまう人はどうすれば良いのでしょうか(写真:interstid / PIXTA)

 人前でのプレゼンや司会など、重要な局面における「緊張」や「あがり」の悩みを持つ方も多いのではないだろうか? 深刻なあがり症に苦しみながらも長く向き合ってきた筆者は『音楽家に学ぶ、プレゼンで生きる緊張対策術』(2019年1月21日配信)でも、対処法を紹介した。

その核にあるのは、『相手や聴衆に伝えたいことを伝える意識』>『うまく話そう、ミスがないようにしようとする意識』という自分の意識バランスを確立することである。

もちろん、ノーミスや最高の結果を保証するものは、この世に存在しない。つねに、本番の感覚というのは特別であり未知だからだ。その特別なエネルギーが、音楽の演奏会やライブ、スポーツの試合、ビジネスにおける重要なプレゼンで「その場にいた者だけが感じる特別な『何か』」をもたらすのだ。

だから、「うまくいくようにしよう」「ミスがないようにしよう」という意識は、本番の緊張感に適切に対処して乗り越え、最善のパフォーマンスをすることに対して助けにならないことが多く、むしろ阻害するものだ。

必要なことは、「伝えたいことを伝える」というアクションに意識を向け集中し続けることだ。

今回は、不安やプレッシャーをどう軽減していくかについてお話ししたい。

期待値を下げ、安全ネットを張る

これには、2つのやり方がある。

① 期待値を下げる
② 安全ネットを張る

この2つは厳密に分類する必要があるものではなく、考えの整理のためだ。

本番のパフォーマンスや結果を決定づけるものは、準備の質と身につけているパフォーマンスに関する技術の水準だ。

次ページ自分自身の冷静な評価ができているか
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 令和の新教養
  • コロナショックの大波紋
  • 越湖信一のスーパーカー列伝
  • コロナショック、企業の針路
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
“臭いものに蓋”で終わるのか<br>JDI「不正会計」の晴れぬ闇

ジャパンディスプレイが不正会計について、第三者委員会調査報告書を公表しました。しかしその内容は有識者8人のうち7人がF(不合格)の格付けをするほどの低評価です。自殺した社員に責任を押し付ける報告書の詳細をリポートしました。