こんにちは、杉山明日香です。早いものでもう12月! クリスマスに年末年始と、ホリデーシーズンの到来ですね。師走の忙しさに加え、忘年会や送別会など、公私にわたりカンパイの多い時期かと思いますが、皆さんのご予定はどんな感じでしょうか?
さて、今回の「ワインの常識」のテーマはシャンパーニュ。私にとって、シャンパーニュとカンパイは切り離せない組み合わせです(笑)。
シャンパーニュの定義とは?
まず知ってほしいことは、「シャンパーニュとは、フランスのシャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインだけを指す」ということです。フランスには原産地呼称制度というものがあって、簡単にいうと、法律で定められたルールに沿って造られたもののみ、その産地名を名乗ることができるのです。
ワインの場合、地方名や村名、畑名などをラベルに記載する条件として、醸造方法はもちろん、ブドウの品種、栽培から収穫方法まで細かく定めることで、その品質を保証しています。よって、シャンパーニュとは、一定のルールに従ってシャンパーニュ地方で造られた発泡性のワインだけが名乗ることができる名称なのです。
一般的なスパークリングワインの総称または、フランスで造られた発泡性ワインのことをシャンパーニュと思っている方も少なくないのですが、いずれも間違い。つまり、イタリア産やアメリカ産のシャンパーニュなどは存在しません。また、シャンパンやシャンペンと呼ぶ方もいますが、シャンパーニュが正しい呼び名です。
フランスには10のワイン生産地方があるんですが、その中でパリから最も近いのがシャンパーニュ。シャンパーニュ地方の中心は「ランス(Reims)」という街で、パリからTGV(フランスの新幹線)で45分ほどの距離にあります。意外と近いので、日帰りでも行けちゃいます!
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