知らないと残念すぎる「お手頃な泡」の魅力

シャンパーニュだけが泡じゃない!

熟成という魔法がかかったカヴァは、スペイン人のあのサッカー選手のような味(イラスト:くぼあやこ)

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。新しい1年の始まりは、やはりちょっとワクワクしますね。私は例年どおり、たくさんカンパイをして、2019年を迎えました。

さて、今回の「ワインの常識」のテーマは“シャンパーニュ以外のスパークリングワイン”です。気分をアゲてくれる泡はシャンパーニュだけではありません。「シャンパーニュはあくまでも発泡性ワインのひとつ」ということは前回お伝えしたとおり。

今回は、シュワシュワおいしく、シャンパーニュよりもリーズナブルに楽しむことのできるスパークリングワインの中から、ぜひ飲んでいただきたい代表的なものを3種類ご紹介しましょう! いずれもそれぞれの国における原産地呼称ルールをクリアした、品質の保証されたワインです。

カヴァは産地名ではなかった!?

まずはスペインの「カヴァ(Cava)」。おそらくシャンパーニュ以外のスパークリングと聞いて皆さんが最初に思い浮かべるのはカヴァではないでしょうか。実際、日本でシャンパーニュの次に多く出回っている発泡性ワインなんです。安いものなら1000円くらいでも入手可能でありながら、なんとシャンパーニュと同じ製法(瓶内2次醗酵)で造られています!

カヴァは、その9割以上がスペイン北東部、バルセロナのあるカタルーニャ地方のペネデスという地域で造られています。スペインでカヴァの生産が認められている地域は8カ所ありますが、カヴァはカタルーニャ語で「洞窟」を意味する言葉で、地名ではありません。洞窟で熟成させていたからカヴァと呼ばれるようになったとも。スペインで原産地呼称でありながら、地名ではないのはカヴァだけです。

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それぞれのカヴァにはその個性がありますが、特徴的なのは香りの華やかさ。主要3品種であるマカベオ、チャレッロ、パレリャーダという白ブドウ由来の、花のような香りがパーンとグラスから広がるような、フレッシュでフルーティーなニュアンス。シャンパーニュよりは泡のシュワシュワ感も強く、元気のある感じです。

私はとくに天気のいい休日のお昼などにカヴァが飲みたくなります。バルセロナのバルでは、昼間っから皆さんカヴァをぐいぐい飲んでいます。香り豊かなので食前酒として飲むのもよし、でも味わいはドライなので、食中酒としても万能で、とくに魚介類との相性がいいです。個人的には、バルでいただいた海老のピンチョスやアヒージョとのマリアージュが最高でした。

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