ワインの「宅飲み」素人はこれだけ知っておけ おカネのかけ方から保存、味わい方の超基本
ワインは嫌いじゃない。
それでもはっきりいって、スーパーやワインショップでどのワインを選んでいいのかわからない。値段による味の違いがわからない。だからいつも「金賞」とか「店長のおすすめ!」っていうPOPのついたものばかり選んで買っている。
そんな方のために、『図解 ワイン一年生』の著者であり、生粋のアニメオタクであり、小さなワイン酒場のオーナーソムリエである小久保尊氏が、“ワイン”という西洋絵画のように複雑でとらえどころのない存在を、まるで8ビットのドット絵を描くかのごとく、オタク目線で単純化して説明します。
普段より、ワインにおカネをかけてみよう!
「安いワインと高いワイン、飲み比べてみても違いがわからない」という人は多いはず。なぜなら、ワインには「わかりやすくおいしいワイン」と「わかりにくくおいしいワイン」があるからです。
ワインに慣れていない人は、たいていジュースっぽい、やや甘い「わかりやすくおいしいワイン」を好みます。「わかりやすくおいしい」ワインはたいていリーズナブルで、高級なワインはたいてい「わかりにくくおいしい」ものです。
いずれにせよ、“おいしいワインに当たる確率”はシンプルに価格に比例します。大事なポイントは「高ければ高いほど、どんどんおいしくなる」わけではなく、「高ければ高いほど、ハズレの確率が確実に減っていく」ということ。
では、どれくらいおカネをかけると味が変わるのか。ざっくりと「これくらいの価格帯だったらだいたい確率は同じ」というランクをご紹介します。
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