「初めて出会う日本酒」の味を大体見抜く方法 難しい漢字の羅列も「翻訳」すればカンタンだ
「日本酒のメニューを見ても、漢字がひたすら続いてあるだけで何が言いたいのかわからない……」
お店に立っていると、お客さんからそんな声をよくいただきます。たしかに、「生酛造り本醸造熟成 生原酒」なんて長いうえに「り」しか平仮名がないし、ウンザリしちゃいますよね。
でも、どうか日本酒をあきらめないでください。名前の要素をひとつひとつ分解して「翻訳」してあげれば、何が言いたいのか、どんなお酒なのか、カンタンに読み解くことができるんです!
「純米酒のほうが本醸造よりうまい」…ではない!
まずは「純米酒か本醸造酒か」「吟醸か大吟醸か」の2つが、翻訳力を身につけるための「最重要基礎単語」になります。
1つ目、「純米酒」か「本醸造酒」か。「純米」はその名のとおり、純粋にお米と米麴だけを使ってつくられた日本酒のことです。お米そのものの甘味や旨味がよく出ます。一方で、お米と米麴に醸造アルコール(簡単に言えば焼酎のようなものです)を添加しているのが、「本醸造酒」。スッキリと飲みやすく、華やかな香りが特徴です。


















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