素人丸出し!ワインの席で実は「余計」な行動 「大人のマナー」は、どれも理にかなっている

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持ち方、注ぎ方など、ちょっとした差でかなり印象が変わります(写真:Syda Productions / PIXTA)
おいしいお酒を選ぶのに、お酒に詳しくなる必要はまったくない――。
ソムリエ兼酒匠(さかしょう)兼バーテンダーという「お酒のプロ」でありながら、そう断言する山口直樹氏。『世界で一番わかりやすい おいしいお酒の選び方』の著者でもある山口氏が、デートや飲み会ですぐ使える「超シンプルなワインの選び方」を伝授します!
前回記事:素人のワイン選びは9割のウンチクを捨てよ

 

ワインを飲むとき、店員さんから「値踏みされている」と感じる人は少なくないようです。今のは素人っぽい頼み方だったかな? 飲み慣れていないように思われたかも……。その気持ち、よくわかります。私も高級ブティックに行くと、同じように不安になりますから。

もちろん店員さんたちは決してそんなイジワルな目でお客様を見ていませんが、お酒を楽しむにはそれにふさわしい「ちょっとしたマナー」があるのも事実。どうせならここで、さりげなくて正しい、大人の振るまいをさくっとマスターしてしまいましょう。

「マフィア持ちおじさん」に「ぐるぐるおじさん」…

まずグラスの持ち方です。グラスは、足の真ん中を持つのがマナーです。さらに優雅に見せたいなら、下のほうがベスト。ときどきマフィアのボス然としてグラスの足を指で挟み、手のひらで包み込むように持つ方がいらっしゃいますが、あれはブランデーの持ち方。温度を上げることで、より香りを立たせているのです。

あえて温度を高めたいとき以外、左の持ち方はNG

でも、ワインをお店で飲む場合、すでにおいしく飲めるちょうどいい温度で提供されているはずです。ブランデー風の持ち方は温度を過度に上げてしまい、おいしさを損ねてしまう可能性があります。ただし、頼んだ赤ワインの温度が低すぎて香りが立っていないときなど、あえて温度を高めたいときは手のひらで包み込んでも構いません。

また、みなさんの周りには「マフィア持ちおじさん」とは別に、やたらワイングラスを回し続ける「ぐるぐるおじさん」はいませんか? 遠心力でいまにもグラスから飛び出しそうなワインを見ていると、ハラハラしてしまいますよね。

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