世界最高齢83歳プログラマーが現役のワケ

人生100年時代、セルフラーニングのすすめ

「人生100年時代のセルフラーニング」をテーマに、自らの経験を伝授する83歳の若宮正子さん。世界最高齢の現役プログラマーだ(筆者撮影)
60歳を過ぎて習い始めたパソコンを駆使し、81歳でスマホ向けゲームアプリ「hinadan(ヒナダン)」を開発した若宮正子さん。アメリカのアップル本社で開催された世界開発者会議で、同社のティム・クックCEOに歓待されたことで一躍脚光を浴びたことで知られる。その後は、国連会議での基調講演やIT関連のイベント、企業や自治体のセミナーなどの講師として引っ張りだこだ。83歳の今もなお、好奇心に突き動かされるまま貪欲に学び続ける姿勢は、われわれに大きな勇気と希望を与えてくれる。
人生100年時代の中、ビジネスパーソンが一生学び続けるために必要な心構えを教えてもらった(アクサ生命の社員向け研修と本人へのインタビューをもとに構成)。

「人生100年時代の学び方」をお伝えする前に、まず考えていただきたいのは、私たちが人間に生まれたのにはどんな意味があるのかということです。もしかしたらほかの動物や生物に生まれてきたかもしれません。人間として生まれたことに感謝して、貴重なことだと思って生きていると、やりたいことが次々と湧いてきて、とても人生100年では足りません。

私は好奇心に駆られるまま、次から次へと新しいことにチャレンジしてきました。でも無理して「○○を始めよう!」と決心したことは一度もありません。

なぜ80歳でゲームアプリのプログラミングができたのか

不思議に思うかもしませんが、60歳を過ぎてパソコンを独学で学び、80歳でゲームアプリのプログラミングをしたのも、好奇心に突き動かされて始めただけなのです。

人生100年代の学びを考えたときに、最初に「無理して決心する必要はない」という言葉を送りたいと思っています。

まず、何かを始めようと思ったときに、悲壮な覚悟で決心したり決断を下したりする必要はありません。無理して「何かを学ぼう」とかまったく思う必要はないのです。「○○を学びたい」「○○のことが知りたい」という気持ちが湧いてきたときに初めて行動を起こせば良いのです。

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