猪木氏が、北朝鮮と太いパイプを持つワケ

アントニオ猪木議員を直撃インタビュー(1)

 グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。
 今回は特別編として、グローバルエリートが、アントニオ猪木議員に直撃インタビュー。その内容を、4回連続でお届けする。

――本日は、お忙しい中、時間をつくっていただきありがとうございます。現在、「東洋経済オンライン」のいちばん人気コラムニストであるムーギー・キムさんから「ぜひとも猪木さんに話を伺いたい」とのリクエストがありまして、今回の対談企画となりました。本日は、北朝鮮の話から、政策の話まで、多岐にわたってご質問させていただければと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

猪木:はい、よろしくお願いします。

アントニオ猪木氏の参議院議員としての優先課題

ムーギー:猪木さん、お忙しいところありがとうございます。今回、休みで数日間日本に帰ってきまして、注目の議員、注目のポリシーを持たれているユニークな議員さんを特集させていただこうということで、猪木さんのお時間をいただくことになりました。

早速ですが、今回、議員になられたうえで、猪木さんがいちばん取り組みたいと思われているのが北朝鮮との外交の立て直しだと伺っております。特に、首相同士が1対1で話し合える信頼関係をつくるお膳立てをしたいとおっしゃっているそうで。

そんな中、猪木さんが今後、議員をなさるうえで、これだけは任期の6年間で取り組みたいと思われている優先課題は何でしょうか。

猪木:まず、北朝鮮に限ったことではなく、東アジア全体の問題として外交問題に取り組みたい。もうひとつは、中東の外交です。私はモハメド・フセインと言う名前も持っているくらいですから。

ムーギー:モハメド・フセイン猪木というお名前もお持ちなのですか。

猪木:1990年のイラクの人質解放のときに、カルバラ(イラク中部の都市。イスラム教シーア派の聖地)のモスクでもらったのがモハメド・フセインという名前です。

あとは、中南米。特にブラジルには子供のときに住んでいたこともあります。今でもキューバなどいろいろな国に人脈があります。

とにかく今の日本は、いちばん必要とされている“議員外交”ができていません。外務省が行う外交の枠を越えた部分での取り組みが必要です。一緒に酒を飲んで、下ネタではないけれども、本音で語り合うという、人間的な部分がいちばん大事です。

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