あのLDHがカンヌで語った「世界戦略」の全容 メインステージのプレゼン全文を掲載

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LDH LIVE PROMO REEL(映像:LDH)
6月21日、広告業界における世界的な祭典の1つである「カンヌライオンズ」のメインステージ「シアター・リュミエール」にEXILE HIROが率いる「LDH」が登壇した。ホスト役は戦略PR会社のブルーカレント・ジャパン。日本のエンターテインメントが同フェスティバルで大々的にフィーチャーされるのは、はじめてのことである。
本記事では、やや長文になるが、そのプレゼンテーションの全文を掲載する。LDHは、自分たちのビジネスをどのように世界にアピールしたのだろうか。

LDHを成功に導いたクリエイティビティとは?

本田:皆さん、こんにちは。お越しいただきありがとうございます。

3年前、このカンヌライオンズで、プレゼンをしました。”OPENING THE KIMONO ON KILLER JAPANESE CREATIVITY”というタイトルで、「日本のすばらしい創造力の秘密、日本の創造力が世界を変えていく」という趣旨のプレゼンです。

そのとき、観客の皆さんがとても熱心に耳を傾けてくれて感激しました。僕の予想をはるかに超えていました。日本には、もっと多くの世界に発信できるクリエイティビティがあります。今日は、このカンヌのメインステージに、その「秘密兵器」をお持ちしました。ここカンヌライオンズで、LDHをご紹介できることを大変光栄に思います。

LDHを成功に導いたクリエイティビティとは何でしょうか? エンタメ業界の未来は? ブランドとのかかわり方は? そんなことを、今日はお話ししていければと思っています。

左から本田哲也氏、ルーク・ウッド氏、Afrojack氏、VERBAL氏(写真:LDH)

本日のゲストの方々にご登場いただきます。はじめは、プロデューサー、DJ、LDHのクリエイティブディレクター、VERBALさんです。次に、Afrojackさん。プロデューサー、DJ、そして、LDH EuropeのCEOです。拍手でお迎えください。最後にお迎えするのは、ルーク・ウッドさん、ビーツ・エレクトロニクスの代表です。

どうぞ、お座りください。では、皆さん、早速始めましょうか。VERBALさん、ここにおいでのほとんどの皆さんは、LDHとは何なのか、あまりおわかりになっていらっしゃらないかと思います。まずはそのあたりから、始めましょうか。

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