あのLDHがカンヌで語った「世界戦略」の全容

メインステージのプレゼン全文を掲載

VERBAL:LDHが何をしているのか、皆さんにお見せしましょう。

(スライド:ブルーカレント)

LDHには、ライブステージを企画演出する組織があって、年間200以上をプロデュースして、200万枚以上のチケットを販売しています。そしてLDHの面白いところは、150万人のファンクラブがあり、会費収入があります。大体、50万人が年会費として40ドルを、100万人が月会費として3~5ドルを払っています。

(スライド:LDH)

では、次のスライドです。日本最大級のアーティスト、三代目 J Soul Brothersです。日本の5大ドームスタジアムで37公演をして、180万枚のチケットを販売し、東京ドームで年間10公演行うという快挙を成し遂げました。これは日本記録です。ワールドツアーではなく、日本国内だけの売り上げです。

垂直統合のシステム

VERBAL:彼らの活動の中心はライブですが、どのようにマーチャンダイジングを行い、その他のサービスに展開しているか気になりませんか?

(スライド:LDH)

次のスライドを見てみましょう。LDHは垂直統合のシステムを持った企業と言えます。その中心にはアーティストがいて、彼らの人気を軸として、マーチャンダイジングはもちろん、自分たちのメディアでプロモーションを展開し、広報チームもあります。またダンススクールも運営し、先ほど話したようなステージに立っているアーティストたちを育成しているのです。レストラン事業もあります。ライブ会場で飲食ブースを出したり、東京都内にはさまざまなレストランを展開しています。

アパレル事業もあり、そこがアーティストたちのステージ衣装を制作します。いろいろなアパレル・ブランドもあり、店舗展開もしています。ほかにも、ファンクラブ、ソーシャルメディアなども。また、映画会社もあり、独自の映画を制作しています。ドラマから映画に発展していくプロジェクトがありましたが、キャストの大部分は、LDHのアーティストでした。その映画のサウンドトラックをLDHのアーティストが手掛け、そのサウンドトラックがライブツアー公演になりました。

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