セミナー前列に座る人と年収の興味深い関係 「勉強するだけの人」から抜け出す5つのコツ

✎ 1〜 ✎ 38 ✎ 39 ✎ 40 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ちなみにプライベートの話になりますが、私はヨガのレッスンでは迷わず一番前に陣取ります。自分の習得レベル、体型、身体の硬さなどからすれば、ほかの皆様にお見せするなんてありえない状態であるにも関わらずです。間近にいると、先生の姿勢やポーズから読み取れる情報量が一番多いですし、ポーズの微修正など先生が確実にみてくれますので、上達スピードは後ろにいるよりも速いと思います。

目的と質問を準備する

セミナーを受講の前には、あらかじめ受講の目的と質問を準備しておきましょう。特に質問は重要です。質問力はセミナーや研修だけでなく、あらゆる場面で自分に必要な情報を得るための武器です。質問によって得られるものは格段に違ってきます。

ビジネススキルなどさまざまなテーマの講師として活動する中で、多くの方からいろいろなご質問をいただきますが、質問を聞くとその人の理解レベルはもちろん、問題意識の高さや仕事の仕方などが見えてきます。自分が仕事でどのようなことに困っているのか、それに対してどう取り組んでいるのかを整理すると何を質問すべきかが見えてきます。

どれだけ具体的に質問ができるか

私はプレゼンテーション研修の講師もしていますが、漠然とプレゼンが苦手なので上達したいと思って参加している方よりも、「部下が確実に伝えたことを実行するにはどんなスピーチがよいのか?」「採用セミナーで多くの優秀な人を惹きつけるにはどう話したらよいのか?」……など具体的な質問を用意している方のほうが、講師からより多くのアドバイスを引き出すことができるのでお得だと思います。

話を聞いていて、自分の仕事のケースとは違うな……と思うこともあるでしょう。そんなときこそ、質問してみましょう。個別ケースについてすべて講義で話すことはできませんが、質問されれば回答できることもたくさんあります。他の参加者の前でしにくい質問は休憩時間や終了後などに聞いてみるとさらに引き出すことができます。もともと講師には人を助けたいと思っている人が多いので、相談されれば積極的にいろいろ教えてくれます。

また、講義を聞いて理解できたと思っていても、実際にできるか不安なときもあるでしょう。そんな時も質問を考えてみましょう。「こういうシチュエーションだったら、こうするという理解でいいのか?」などの質問を考えることでより知識が定着します。

次ページ演習、ロールプレイは真剣勝負する
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事