「中年男性」の真意が相手に伝わりにくい原因 「表情」の比重は、思っているよりも大きい

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ストレートに的確に伝えることがいちばん相手に伝わります。相手を慮るあまりに、回りくどい表現や、やんわりと伝えることも、伝わらない一因です。

婉曲表現やオブラートに包む表現が、相手を思いやることではありません。ストレートに伝えることは意外に難しく、自分の思いを的確に自分自身が把握していないとなりません。

そして、相手からどう見られているかを気にしながら話すのではなく、自分の言いたいことが相手に伝わっているかにフォーカスすることが大切です。

会話は「勝ち負け」ではない

先に言ったから勝ちということも、相手からこのようなセリフを言われてしまったから負けということもありません。負けがあるとしたら、あなたの言いたいことが相手に伝わらないことです。自分の気持ちをきちんと表現することはわがままではありません。

そのことを心にとめ、過度な遠慮や気遣いよりも、わかりやすい表現を心がけてほしいと思います。

インスタではやっている、モノが気持ちよくぴったり収まる状態の造語で「シンデレラフィット」という言葉があります。まさに、自分の伝えたい内容と表現方法を、シンデレラフィットさせることで、印象強く、気持ちよく相手に思いが伝えられることを願っています。

大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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