ドコモが放つ「おすすめ」3機種の実力は? シャープ、富士通、ソニーの端末を重点的に販売
一方のKDDIは「選べる自由と言っておきながら、あまり選べなかった」(田中孝司社長)という反省からラインナップを広げている。
発表したアンドロイドスマホは6機種だ。グローバルモデルではドコモと同様、Xperia Z1、GALAXY Note3の両フラッグシップモデルをそろえる。さらに、LGエレクトニクスのG2をベースにインターフェースなどを共同開発した新ブランド「isai(イサイ)」を投入。そのほか急速充電が可能な富士通の「ARROWS Z」、5インチサイズながら135 グラムと軽い、京セラの「DIGNO M」などを発表した。アクセサリー類も大幅に拡充している。
アンドロイドでは負けられない、とグローバルモデルから独自モデルまで気合いのこもったラインナップをそろえたドコモと、相変わらずiPhone販売に軸足を置くソフトバンク、その中間で着実にドコモ対策と差別化策を進めるKDDI、と言った構図だろうか。
アンドロイド戦略は各社各様
iPhoneの販売では、ほぼ同水準の料金プランを発表し、横並びとなった3社だが、アンドロイドについては戦略の違いが見られる結果となった。年末に向けて次々と端末を投入していく中で、iPhoneだけでなく、アンドロイドスマホの人気も販売動向を左右する重要な要素となりそうだ。
ドコモ・加藤社長は足元の販売について、「10月は過去最大の純減となった9月のように悪い数字ではなく、MNP(番号ポータビリティ)によるユーザー流出数も改善している。心配をお掛けしているが、大丈夫だ」と堅調ぶりをアピールしていた。iPhoneに加え、強力なアンドロイドのラインナップにより、ユーザー流出を止められるかどうかが問われている。
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