ドコモiPhone参入後も「影響は軽微」 ソフトバンク孫社長が強気発言
ソフトバンクは9月30日、都内で冬春モデルの新商品発表会を開催した。アップルのiPhone5s/5c発売後、はじめて公の席に姿をみせた孫正義社長は、NTTドコモがiPhone販売に参入したことに触れ、「3社がiPhoneを扱うようになったことで、ネットワークやサービス、コンテンツの優劣を競う時代に入った」と切り出した。
2013年の年明け以降、孫社長はネットワーク品質のアピールに力を注いできた。この日の発表会も「つながりやすさ」の説明に多くの時間を割いた。スマートフォンにおけるパケット接続率、音声通話の接続率がトップを走っているという独自調査を説明。さらに、NTTドコモとKDDIのこれまでの通信事故をスクリーンに表示し、ソフトバンクは850日以上も総務省への報告義務のある通信事故がないことをアピールした。
また、iPhoneは傘下のイー・モバイルとソフトバンクの持つ周波数帯を利用してLTEサービスを展開しているが、それぞれの帯域を広げたことによって通信速度が大幅に改善したことも強調。「接続速度も倍になり、他社に比べてパケ詰まりも少ない。もしウソだというなら、ぜひ調べていただきたい」と胸を張って見せた。
2つのLTE規格を1台で
今回発表したアンドロイドスマホは4機種だ。フラッグシップモデルと位置づけるのはシャープの「AQUOS PHONE Xx」。最大のウリは、アンドロイド端末向けのTD-LTEとiPhone向けのFDD-LTEの両方を利用できることだ。
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