ドコモが送り出す、“若き侍たち"の野望 ベンチャー支援プログラムに挑む3チームを直撃

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
9月20日付で配信した「iPhone導入より熱い!?ドコモのベンチャー支援」で取り上げたサービス発表会を間近に控えた3チームのCEOインタビューを後編記事として掲載する。サービスの狙いから将来の展望まで、若いチームの意気込みを感じ取ってもらえれば幸いだ。
写真を単に保存するだけでなく、自分好みにデコレーション、コラージュして加工できるデコアプリ「Deco Album」を提供しているのがプライムアゲイン。感覚的な操作で手軽に加工することができるのが特徴だ。SNSでの共有も簡単にできる。阿部伸弘CEOは現役の早大生だ。
プライムアゲイン CEO 阿部伸弘氏

――起業のきっかけは?

2010年の夏休みに留学先のカナダで、インターネットのテクノロジーによって、世の中が良くなり、世界が変わっていくのを感じました。留学期間は残っていたのですが、予定を切り上げて帰国したんです。そして、社会的にインパクトのあるサービスを立ち上げるために、起業してやっていこうと考えました。

実際に、どのようなサービスを開発していくかを考えたとき、当初から軸にあったのが少人数のコミュニケーションということです。コミュニケーションは人間の最も本質的な部分ですが、その中でも特に親密な人との絆を深めることは大切なことだと思います。こうしたコミュニケーションに役立つサービスを世の中に提供していこうと考えました。

とは言っても、世の中に影響を与えるのは大変ですし、自分自身も食べていかないといけない。あまりにも儲からないので、一時期はラーメン屋をやろうと考えたほどでした。結局やりませんでしたけど(笑)。苦労もありましたが、自分が何をやりたいか真剣に考え続けたことで、サービスの形は徐々に明確化してきたと思います。

次ページデコアプリの開発に取り組んだのは?
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事