iPhone導入より熱い!?ドコモのベンチャー支援 さながらマネーの虎!携帯王者の意気込み
「ドコモと正面から取っ組み合えるような、やる気に満ち溢れたベンチャーに出会いたい。『いつでもかかってこい』。そんな意気込みでやっている」
気合いたっぷりに語るのは、NTTドコモ・ベンチャーズの副社長を務める秋元信行氏だ。ドコモ・ベンチャーズはドコモの100%子会社で、ベンチャー企業の支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」を展開する。ドコモのベンチャー支援ファンドとNTT持ち株会社の投資ファンドも運営しており、グループの次世代ビジネスを発掘し、育成する会社と言えるだろう。
秋元副社長は2000年に米国・シリコンバレーの研究所立ち上げにかかわり、その後はシリコンバレーでドコモキャピタル社のCEOとして、モバイル関連のベンチャー企業に対する戦略的投資を担当してきた。海外での豊富な投資経験を生かし、イノベーションビレッジのプロジェクトを指揮している。
124件から6チームを選定
イノベーションビレッジは今年4月に本格始動し、124件の応募から選ばれた6チームが第1期生として活動中だ。食品に含まれるアレルギー物質をスマホなどで手軽に調べられる「アレルギーチェッカー」、2000字以内の超短編小説で世界的プラットフォームを狙う「nanovel(ナノベル)」、博報堂出身メンバーが開発したカップル専用アプリ「Pairy(ペアリー)」など、個性的なサービスがそろっている。
プログラムの参加チームは、200万円の開発助成金をはじめ、ドコモによる最新端末の提供や営業・プロモーション面での支援、グループのNTTコミュニケーションズがクラウド環境を提供するなど、多種多様な支援を受けることができる。
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