ドコモが送り出す、“若き侍たち"の野望 ベンチャー支援プログラムに挑む3チームを直撃

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「妊活」など、より長く使ってもらう

――今後、どのような機能を加えていきますか?

主にデートの機能です。ペアリーが勧める通りにデートをしていれば、ちゃんとデートが成立するとか、付き合い方そのものを提示できる存在になれればいいと思います。相手への確認もワンタップでできるので、行き先がつまらないといったリスクを一人で背負うこともありません(笑)

ある調査によれば、カップルはレストランやホテル、プレゼントなどで月平均2万7000円も使っているそうです。おカネをたくさん使うんですね。また、カップルは「500円を節約したい」ではなく「500円を多く払ってもいい経験をしたい」というニーズがあるので、単なる割引ではなく、付加価値のある提案をしていきたいと思っています。また、現段階でも夫婦で使えるアプリですが、生理日予測などの機能を加えることで、「妊活」に利用してもらうなど、より長く使ってもらえるように改善していくつもりです。

――会社としての目標を教えてください。

とにかく大きくすることをしか考えていません。博報堂という大きな会社を辞めたので、それに匹敵するような会社を作りたいと思っています。今の時代だからこそできるサービスや働き方ができればいいなと思っています。

――博報堂出身ならではの強みはありますか?

ITの視点ではなく、博報堂で言えば“生活者の発想”という、人の視点から入ったので、こうしたサービスをやろうと考えたのだと思います。また、博報堂では色々な企業を見てきましたし、企業としてのあり方もほかのベンチャーとは違うと思います。そうは言っても、もしやり直せるなら、はじめからネット企業に入社すると思います(笑)。そちらのほうがネットの世界を早く理解できたと思いますし。

(撮影:尾形 文繁)

田邉 佳介 東洋経済 記者

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たなべ けいすけ / Keisuke Tanabe

2007年入社。流通業界や株式投資雑誌の編集部、モバイル、ネット、メディア、観光・ホテル、食品担当を経て、現在は物流や音楽業界を取材。

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