あなたの知らない医師の婚活の実態 医師の恋愛・結婚パターンはこうなっている!

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医師(医学生)になる前から付き合っているという場合

少し、レアなケースになるかもしれませんが、最近、学士入学をしたり、社会人を経験してから医学部に入学するという方も増えており、この場合は医学部入学前から付き合っているという方が多いです(少なくも私の周りには……)。ミュージシャンや漫才師などの成功談にあるようなデビュー前から支えるといったパターンです。この場合、基本的には女性のほうがすでに社会人になっており、糟糠の妻のように金銭的にも医師を目指す彼氏を支えることが多いのです。

一定の進路を進んだ後に、医師になろうとする人は、親が医者というケースはまれで、頭がよく目標達成意欲も高い。また、相当な覚悟で医師になろうとするためふまじめな方はいません。お付き合いをする女性の側もそれをわかって、医学部に入っても最低6年間は資金援助を含め、彼氏と同棲したりします。そうなると医師になるまでに最低6年以上寄り添い、苦労もかけるわけで、そこから別の女性なんてことにはなりません。長い間の苦楽を経て、研修医3年目くらいにゴールインというのが、ひとつのパターンになるかと思います。

出会いがあれば別れもある

医師の出会いとその結婚は、今、お話したとおり、いくつかのパターンがあります。自然にはぐくまれた愛、医師という看板で結ばれる愛も正直あると思います。今回、これを書くにあたって何人かの医師に話しを伺いました。その結果、出会いのパターンはわかりましたが、その継続、もしくは破綻については、詳しくお伺いできませんでした。そのあたりは医師同士でもあまりお話はされないようです。

最近は医師の過重労働も報道され、職業としての大変さを理解したうえで結婚をされる方が増えてきていると思います。お互いをわかりあう努力をすれば、医師であろうとその付き合いは長くなるでしょう。

ただ残念ながら、われわれがやり取りをしているドクターについては、離婚という結末に至った話をよく聞きます。これについてはデータがなく、医師と結婚した夫婦が一般人に比べて離婚率が高いかどうかは証明できませんが、一般の夫婦より少し多いような気がしています。

以前よりは低くなったとはいえ、まだまだ医師の平均年収は高く、医師と結婚するとそれなりに裕福な生活ができることは間違いないと思います。ただ、それだけに価値を置くのではなく、医師としての職業以上に相手のことを尊重し合い、長く幸せな時間を過ごしていただきたいと思う次第です。

中村 正志 医師専任キャリアコンサルタント

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なかむら まさし

 1971年生まれ。関西学院大学社会学部卒。株式会社船井総合研究所にて旅行業、人材ビジネス業、教育機関、医療機関などのマーケティング支援や経営戦略策定を行った後、㈱ニューハンプシャーMCの設立に参画する。

2005年に医師向けの人材紹介サービス事業を開始。「FOR YOU」の経営理念に基づき、医療機関と医師、双方がハッピーになるマッチングを心掛けている。これまで300人以上の医師のキャリア設計に携わり、転職やアルバイト先の紹介だけでなく、医学生や研修医向けの勉強会なども主宰。なお2005年から執筆している「医師のキャリアを考えるブログ」は、投稿数が1000を越え、ドクターの読者も多い。国家資格 2級キャリアコンサルティング技能士


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