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生徒全員にとって意味のある授業を
これまで全国からいただく相談では、ママさん、パパさんからのご質問が多くを占めていますが、今回は学校の先生からのご質問です。
筆者は日頃、教育委員会から依頼を受けて教員研修、教員対象講演会を多数お引き受けしているため、多くの先生方とお会いする機会があります。そのような中、どのようにしたら生徒の学力を引き上げることができるかについて、真摯に向き合っておられる先生もたくさんいます。本木さんもそのお一人でしょう。
先生というと、教えるプロということになりますが、多様化した子どもたちへの対応を柔軟に行うことは、たやすいことではないでしょう。1クラス40人近い生徒がいて、しかもそれぞれの生徒の学力が異なっている中で、一方通行型の授業展開に限界があるのは、誰が見ても明らかですね。それでも先生は、日々工夫しながら、生徒全員にとって意味のある授業を考えなければなりません。
本木さんも、数学ができない生徒をいかにして引き上げるかということに懸命に取り組んでいらっしゃると思いますが、限られた時間の中でいかにして引き上げるのかということについて、ある種の限界を感じていらっしゃいますね。
そこで、筆者からは、次のようなアドバイスをしたいと思います。
「先生が教えることで生徒の学力がつくのではなく、生徒が自分で勉強するから学力がつく」
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