※石田勝紀先生へのご相談はこちらから
プライドの問題ではありません
お子さん、結構つらそうですね。「どのように声かけしていけばいいでしょうか」ということですが、この種の問題は、声かけでは解決はしません。また、ご質問から察するに、お子さんは素直ではなく、プライドが高いことに原因があるように一見思えますが、実は、問題の本質は、まったく別のところにあります。
では、どこに問題があるかみていきましょう。
現在小4の娘さんは、国語は勘で解く、算数の計算はできるが、文章題はできないという状況で、それに対して、お母さんは、「○○しなさい」と指示をしています。
ここにまず大きな問題があります。本来、「勉強は、やりたいという気持ち、知りたいという気持ちを作ってからやる」が大原則であるため、その逆の「○○しなさい」という指示があればあるほど、ますます勉強が嫌いになるという傾向があるのです。
さらに、親の言うとおりにやったとして、親の期待レベルに達しないと怒られると思っているため、子どもは「見ていないところで答えを写し怒られないようにする」という“作業”に出てしまうことすらあります。ちょうど、指示ばかり出し、怒りっぽい上司の下で働く部下が、マイナスの報告をしなくなることによく似ています。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら