「こども保険」は社会保険の新ジャンル
木本:まずは「こども保険」についてわかりやすく教えてください。
藤沢:社会保険の新しいジャンルです。そもそも、社会保険って何かわかりますか。大きいものは3つあります。
木本:それ少し予習をしてきたんですよ。年金、医療保険、介護保険ですよね?
藤沢:正解です。それでは、社会保険と普通の保険、2つの違いがわかりますか?
木本:難しいですね。掛け金が違うとか?
藤沢:社会保険は基本的には全員加入です。生命保険などの普通の保険は、保険料のみで運営されます。一方で医療保険や年金は、国のおカネで補助されるんですね。また社会保険では高所得者ほど保険料が高く、低所得者ほど保険料が安くなっています。ですから、社会保険を普通の保険と同じものと考えてはいけません。
では、年金、医療保険、介護保険の共通点はわかりますか。それがこども保険を設立しようとする理由なんですが。
木本:共通点、ちょっと想像がつかない。年を重ねるごとにリスクが高くなるという感じがしますけど?
藤沢:そのとおりです。主に高齢者のために使われているのが共通しているんですね。年金は65歳から支給。医療保険も介護保険も、高齢者がより使っています。ですが、社会でいつおカネが必要かというと、子どもを産んだときも、とてもおカネがかかりますね。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら