人間はサメとどのように共存していくべきか

多くのサメが絶滅の危機に直面している

サメはこの先どうなっていくのでしょうか?(撮影:尾形文繁)
夏休みシーズンにお送りしている「基礎から知りたい!」。子どもたちからも熱い視線を浴びているという「サメ」について学んでいます。講師は、引き続き世界で唯一のシャークジャーナリスト沼口麻子さん。サメは世界に500種類以上いるそうですが、そのうち15.5%が絶滅危惧種なんだそうです。4日連続夏休み特集の最終回は、人類とサメの共存について伺いました。 

ホホジロザメ、ジンベエザメは絶滅危惧種

木本:サメはこの先どうなっていくのでしょう。個体数は増えているんでしょうか?

この連載の過去記事はこちら

沼口:世界には500種類程度いますが、15.5%が絶滅危惧種です。よく知られているホホジロザメ、ジンベエザメもそこに含まれています。日本にもいるアカシュモクザメなども同様です。

木本:誰でも知っている御三家が絶滅の危機にあると。

沼口:はい。それだけではなく、たとえばウバザメ、シロワニといった、サメが絶滅危惧種だと評価されています。

木本:サメを取り巻くというか、海の生態系が崩れてきている? 主な原因は環境破壊ですか。

沼口:いちばんは環境破壊ではないでしょうか。サメは高次捕食者といって、海の生態系の頂点にいるので、この頂点に異変があるとすべてのバランスが崩れてしまいます。海の中に及ぼす影響も大きいんです。ですから絶滅前の保護、乱獲を防ぐなどの対策が必要です。

次ページかつての乱獲が現在の個体数減をもたらした?
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