「ずば抜けて人脈が広い人」は何が違うのか イベントにはちょっとだけ、数多く顔を出す

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人との関係構築に、直接承認を使うことが多いかと思いますが、実は、直接承認よりも効果的なのは、間接承認なのです。承認してくれている相手が、その人だけでなく、ほかにもいることで影響力は強くなります。さらに、悪口は広まりやすいですが、称賛は拡散しにくい傾向がありますので、それをあえて伝えてくれることで、希少価値が増します。この原理で、自分のよさを、自分で売り込むよりも、第三者に売り込んでもらったほうが、はるかに影響力が強いのをおわかりいただけるかと思います。よって、そう思ってもらえるだけの関係性を普段から構築していくことが大切になります。

新たに出会う人とも、浅く広くではなく、自分が心惹かれる、信頼を構築したいと思えるような「この人は」と思う人と、深くつながることが大切です。単に肩書や有名人を選ぶ必要はありません。きっとたくさんの人脈につながるだろうという安易な思いだと、かえって表面的な付き合いになりがちです。

百聞は一見に如かず、直接会って話す

SNSが主流になってきても、しょせん現実とは違います。実際に会った後や、もともと交流のある人とSNSでつながるのは、有益かと思いますが、単にSNS上だけのつながりでは、人脈とは言えません。

仕事を頼みたいのは、「知っている人」ではなく、「会ったことがあり、なおかつ信頼のおける人」だからです。経営者の皆様からよく耳にすることがあります。

「大事な案件ほど、ネットで探して仕事を頼もうとは思わない」「部下に、仕事を依頼できる人を探すように命じたら、ネットで調べ始めてダメだと思った」

ある程度の情報を得たり、全体像を把握する程度のことなら、ネット情報でも事足りるかもしれませんが、実際には、「人となり」がわかる人にしか仕事は依頼しないというのが現実です。そこで、実際に会う機会をつくることが必要になります。

それを実現するためには、仕事関連に限らず、イベントや会合など、声が掛かったら、まず出かけてみることをお勧めします。一度参加すると、誘った側も再度誘いやすくなります。さらに、そこに参加していた人からほかの集まりに誘われるという連鎖反応を生みます。百聞は一見に如かず、まずは直接会って言葉を交わす、という機会をつくりましょう。

“単純接触効果“と言われ、何度も会っていると親近感がわくという法則があります。CMでも、何度も何度も目にしているうちに、その商品に興味を持つようになったり、それほど可愛くないなと思っていた新人アイドルを何度もいろんな媒体で目にしているうちに可愛く思えてくるというような現象です。

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