「ずば抜けて人脈が広い人」は何が違うのか イベントにはちょっとだけ、数多く顔を出す

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時間にも限りがあるので、イベントなどに最初から最後までいる必要はありません。数多く、顔を出すことのほうが効果的です。そのほうがインパクトを与えやすくなります。もし、また会いたいと思えば、その場で、個人的に会う約束を取り付ければよいわけです。パーティなどの場で盛り上がるよりも、そのあと、個人的に話をすることで一気に話が進むことはよくあります。

自分の言動にも意識を向ける

総じて、ずば抜けて人脈が広い人の特徴は、以下の2つを兼ね備えています。

1. 即レス、即実行

メールなどの返信も迅速で、「いつか」や「機会があれば」という言葉でなく、具体的な日程を提示し、具体的な行動にすぐ移ります。即判断することを習慣にすることで、自分自身の取捨選択の精度も増していきます。また、連絡やメールは迅速であればあるほど、簡単なもので済みます。時間を空けてしまうと、相手を待たせた分、丁寧な対応や、情報が求められるので、自分自身の仕事を増やしてしまうことにつながります。

2. 適度な距離感(人当たりがよく、礼儀正しい)

信頼のおける対等な関係性を保つには、一定の距離感が必要です。ちょっと関係が深まったからといってフレンドリーになるのは、禁物です。人間関係の距離感は、依存度の高さに関係します。人間関係は、依存関係でもあるので、これ自体が問題ではありませんが、依存度が高いと攻撃性が強まる傾向があるので、家族でもないのに近づきすぎると、トラブルを招きやすくなります。

新しい出会いは、新しい考え方を取り込むことで、視野を広げるまたとないチャンスです。今まではあきらめるしかなかったようなことでも、新たな出会いから学んだ行動により、状況を改善し、夢を実現できる可能性も出てきます。

そのためにも、自分の殻に閉じこもるだけでなく、どんどん人脈を広げて新たな考え方に出会うことが大切なのです。そして、出会った後は、数でなく質を大切にしてください。

大物だから人脈ができるのではなく、人脈があるから大成できるのです。情報は人が運んできます。多くのビジネスチャンスを手に入れるには、生きた人脈がものを言います。また、仕事だけにとどまらず、豊かな人脈は、あなたの人生そのものを豊かにしてくれると思います。皆様の有意義な人脈づくりの一助になりますように。

大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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