80. 「マンダレールビー」は後にオークションで米国大手宝石商に買われ、現在はセレブの家宝となっている
81. 2015年香港のオークションでミャンマー産ルビー「クリムゾン・フレーム」が約22億3000万円で落札された
82. この「クリムゾン・フレーム」は15カラットのピジョンブラッド。1カラットあたりの価格約1億5000万円となり、宝石の価格として世界最高額
83. 2015年、サザビーズオークションでは25.59カラットのルビーの指輪が、ルビー最高額約36億円で落札された
84. 世界一高い靴は『オズの魔法使い』50周年記念に製作されたドロシーの魔法の靴。4600個のルビーと50カラットのダイヤモンドでデコレーションされ、約3億円
85. 世界一高価なチェスセットは金や宝石がふんだんに使われたもので約9億8000万円。とくにキングの駒には73個のルビー、146個のダイヤモンドがあしらわれている
86. ヴィクトリアズ・シークレットのショーには52カラットのルビーを中心に宝石をあしらった1000万ドルのブラが登場
87. ふり仮名を表す「ルビ」の語源は宝石の「ルビー」
88. これはかつて英国の印刷業界で文字の各サイズを宝石名の通称で呼ぶ習わしがあり、日本でふり仮名に用いる文字のサイズに相当する5.5ポイントの文字を「ruby」と呼んでいたことに由来する
89. 「Ruby」は豪州や英国で女性の名前として人気
90. 鮮やかな紅色を表す「Ruby(またはRuby Red)」は、西洋で1572年から使われる古い色名
インドでは心臓に近い左側につけるとよいとされるが…
91. 中世のヨーロッパでルビーは体の右側に身につけると、そのパワーを受けられると言い伝えられていた
92. ルビーの赤い色は夏の紫外線のもとで最も美しく輝くといわれ、「夏の宝石」と称される
93. ルビーは史上初めて人工的に作ることに成功した宝石
94. 1904年にフランスの科学者オーギュスト・ヴィクトル・ルイ・ベルヌーイが火炎溶融法による合成ルビーを作成
95. この技術により合成ルビーが大量生産され、当時は天然石と区別されることなく市場に流通した
96. 家庭用のアルミホイルやアルミ缶などからルビーを作ることが可能。アルミ缶1缶から作られるルビーは約18g
97. 人工ルビーの値段は1カラットあたり100円程度
98. 海外の土産物店で天然ルビーとして販売されているものは、クラウン部分にサファイア、パビリオン部分に合成ルビーを張り合わせたダブレットの例が多いので要注意
99. ルビーやサファイアなど貴石には鑑別書が発行される。鑑別書は宝石の種類と天然であることを証明するもの
100. 地球から1040光年離れた惑星「HAT-P-7b」ではルビーやサファイアの雲が存在する可能性があるとの研究成果を、英国ウォーリック大学が2016年に発表した
(文:森谷美香/モノ・マガジン2017年11月16日号より転載)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら